・本作品……のサンプル
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10520948
・神崎海月大先生主催のAqours探偵怪盗パロ合同『TRUTH or LIE』
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=72175804
委託等については当然、神崎先生が決めます
神崎先生Twitter:https://twitter.com/tknskgy
多分1月の僕ラブでも出すと思う……
・前置き
今年はいくつかラブライブSSを書いてみた
調子に乗った私は今回合同誌への寄稿という一歩を踏み出したのである
そう、長い事活動を続けてきて、初めて同人イベントにまともに作品を投げることとなったのだ!
これまで、奥付に「協力者」「スペシャルサンクス」として名を連ねた事はあったが、創作をきちんと本の形にしたことがなかった
今回が初めて
創作で締め切りに追われるのも初めて!
というわけで、今回の経緯を纏めて今後の活動などに生かせたらいいなぁ、と思いたったのですよ
これから初めて小説を書いて同人誌やりてぇ・合同誌に参加してみたいな~、という人がもしかしたらちょっとした参考になるかもしれないですけど多分ならない
そもそもここに辿り着けるのか
まあ、ぐだぐだと小説の内容には余り触らずに書いていきましょう
そもそもまだ読まれて無いだろうし…
・参加の経緯
◎2018年8月末~9月の最初
神崎氏「μ'sでなかったことにされた家族の設定使った合同したい」
https://t.co/HqoSiqVDzf
私「お、いいっすね~、参加したろ!」
当時の私は、何となく書け始めたのでちょっとそういうのに参加したい気分が高まっていたらしい
なんでも合同にも登録したけど、こっちもやったろうやんけ!
よくわからんが多分いけるさ!
◎2018年9月29日辺り、多分その辺
神崎氏「Aqoursの探偵怪盗のイラストええなぁ。これ、全員探偵怪盗どっちでもできるやん。どんな組み合わせもいける、いけるんだ!」
神崎氏「探偵怪盗パロ合同……うん、家族合同の前に合同誌をやってみるか、まだ合同誌ってやったことないし。皆の反応よければ小規模で」
私「お、いいっすね~」
いいねRTポチリ
神崎氏「押したな!今ツイートにいいねしたな!首おいてけ!大将首だろお前!なあ!」
(実際の発言とは著しくイメージが異なります、神崎さんは決してこのような方ではございません)
DMが来て、話が進み始める
◎2018年10月27日
オフ会にて、初めて神崎氏(と室長氏)と出会う
その場で正式に参加を申し入れる
私も、なんでも合同とか家族合同の前に小規模で体験しときたかったんで渡りに舟だったのです
◎パロは好きかい?
うん、大好きさ!
まあ、いっぺん書いてみたかった
そういうの
・原稿開始までの流れ(設定を練るという名の、追い込まれるまでの時間)
◎11月2日
コミケ当落により、神崎氏のサークル「Dreaming Cafe」が無事にスペースを獲得したため企画が正式に開始
小説の締め切り日が12月9日に設定される(ここ重要)
◎11月13日
布団の中で、設定が降りてくる
◎11月14日
とりあえず思いついたものをメモ帳に書きなぐる
まだ各キャラの設定段階
神崎氏がこんな感じでかこっかな~と出してくれた冒頭SSに引きずられてか、それとも怪盗役としてはソルゲ並にギルキスがお似合いだからか
(これは、キャッツアイ的なものを想像してしまうからであろう)
アルセーヌ=ルパン的なものを想定すれば、活動主体は独りになるのでユニットにはならない
ルパン3世的なものを想定すると全然変わってくる
後ね
ルビィが探偵衣装来てるのめっちゃ似合ってると思わんかね???
曜ちゃんも似合ってるんだけど、ルビィが探偵衣装で虫眼鏡構えてると何と言うか、可愛いと思いました
というわけで、ギルキスが怪盗でシャロンが探偵
後のメンバーはそこに補完で埋め合わせる
三軸作っちゃうとややこしいからね、できなくは無いけど面倒じゃろ
◎11月14日の2
ここで問題が上がった
まともに彼女達を現実空間で怪盗探偵させるのは難しいな…
世界設定(時代や環境設定)を行って怪盗探偵がいても不思議ではないとしてもいいし、別にそんなめんどくさい説明を行わなくてもやりゃあいいんですけども
でも、問題が一つ
あのですね、あの、例えば怪盗が忍び込むときキャッツアイ的なものやルパン的なもの(怪盗キッドでもいいよ)を想像するでしょ?
文字で表現しづらくない???
よくあるやつで私が思いつく例としては
赤外線センサー
ケースに重量感知があるやつ
監視カメラをごまかす
めっちゃ硬いケージ
防犯ベル
超厳重なダイヤル式金庫
トラップ
ライトに照射されて逃走劇
黒いグライダーで颯爽と飛んで逃げる
ついでに着陸地点で仲間がキャッチする
盗んだ物を投げて運び屋がキャッチするやつ
顔変えるマスク
変装、変相
etc
冷静に考えてくれ、これらを文字に表せるか?
表せる、できるのは間違いない
しかしそれはちょっと難しいし、何より私のパワーが足りない
細かい事を調べて書くのはよいのだが、それをするだけの力があるのだろうか…??
発想の転換として、そういうアクションシーンをすっぱり切ってしまうという手はある
別に探偵と怪盗が戦わなくてはならないわけではないのだ
すれ違いに終始させる手もあるし、心理描写や単一視点での動きに終始する手管も存在する
しかし、今回はそれをとらずにもう一つの手を考えてみた
アクション部分に置いて、最初からありえない空間をセットして何でもありな行動を起こしてやればよいのだ
そういうありえない空間といえば、夢もよいけど夢では夢そのものを盗むとかそういう話になって面倒だな、となり
電脳空間
という発想に至ったわけである…
(最初は記憶運びとか考えた、JMという映画をご存知だろうか?)
てなわけで、そこら辺から色々組み合わせたろ!となったのだ
◎11月18日
とりあえず、上記の設定大筋のプロットが出来上がる
超粗いやつが
しかし、これは書ききれるのだろうか…???
めっちゃ長くなるのでは??
そもそもページ数は気にしたほうがいいのではないか
あんまり長くなると印刷費用のことがあるのでは……
しかし、そんな心配をしながら当人に問い合わせない私だった
だって、そこまでページ数埋めれるほど書けないだろと高を括っていたのである
1ヵ月後に竹箆返しを食らうことになる
◎11月23日くらい
明らかに長すぎる
これは書ききれる自信が無い、いや今から書いたらどうにかなるかもしれないが踏ん切りがつかない
こうなったら代案である「ダイヤのプリンが盗まれた、戦え名探偵シャロン!(勿論犯人はヤス)」に切り替えてやろうかと考え始める
しかしこっちはこっちで、いつもいつもダイヤのプリンを食べた犯人にされるルビィがかわいそうだという気持ちが強くなって辛い
人のネタでそれを見るのは笑えるときはいいが、自分で書きたくない
私はわがままなのだよ
コミカルになるだろうが、どうもオチが見つからないので却下される
◎11月27日くらい
開き直って関係ないほのえりSSを書いているが、どうにも筆が進まない
当たり前である、懸念の課題をずっとストップしてるんだから進まんよ……
「これ書けたら、これ書けたら原稿始めるから!!」
一番あかんやつや
なお、今(12/29)も書き終わっていない
◎12月1日
流石にアカン、やるわ……
細かいプロットを作り始める
某人(某人)が「やるやる言ってないで黙ってとっとと書けや」という趣旨のツイートをしていたのを見て、被害妄想に陥る
多分、当の本人はそういうつもりで言ったわけではあると思うけど、別に私宛だとは思っていない(実際別にそうではないだろう
実に苛立たせてくれる物言いではあったが、反論しようの無い事実なので苦しむ
何よりその人はいっぱい書いてるしね!
ぐうの音も出ない
書いた奴、作れた奴、出した奴だけが土俵に立てるのだ
内容の如何はその後だ
ごめんね、某人……正直かなり癇に障る人間だとは思ってるけど、その点では間違いのない人であるよあなたは、癪だが
・原稿に着手する(締め切り前まで)
◎12月1~4日
何かプロットを可視化できるアプリないかな、と探したが見つからない
こういうのをやってると、試験勉強のときに掃除を始める気分になる
一応進捗管理アプリに少し詳しくしたプロットを打ってみる、何か違う気がするが致し方ない
じわじわと粗筋にストーリーが肉付けされていく感じがする
この瞬間が恐らく一番楽しい
頭の中でストーリーの整合性をあわせてるときが、何か偉大な作品を作っている気分に浸れて楽しいんだ
現実に落とすのは面倒、分かるでしょ?
名シーンだけを頭の中の映像が繋いで、まるで映画のCMのようなできばえになる
面白いところだけをやるんだから楽しいに決まってる
が、現実はそれだけで作品にはならんことを我々は分かっているのだ……それも、頭では
◎12月5日
締め切りまで後4日となって、ようやく筆が動き始める
先に言っておきますが、この文章を主催の正一位神崎大明神が読んでしまったら卒倒するか憤死するかもしれないです
しかしそのことは勿論理解した上で、戒めのためにこれを公開するわけです
こういうことをしてはいけないんだよ
そもそも、書き始めと言うのが本当に詰まる
何故なのか?
この世にこいつを生み出していいのかどうかというどうでもいいことで悩むのか?
違う、今更そんな事で悩むようなお年頃でもない
そして、こんなものを書いてしまってどうなるかなどと恥を考えるほど作品を書いてもいない
何故なのか?
『最初の書き出しのイメージを落とすこと、それこそが作品の方向性を決定してしまう』、という一見正しいようで実際はただの思い込みに過ぎないものに未だ囚われているからである
後で気に食わなかったら書き直せばいいのにね
実際、最初のイメージの集中力が後々の描写に影響を与える事は多い
どこまで、どこまで書くのかというのは大切だ
最初をあっさり後でしっかりならいいとしよう
最初はガッツリ書いてて後で適当になってしまったら読む側も何ともいえない気持ちになるだろうが、書いてる当人が最もガックリすることになる
そういうこともある
しかし、何度も言うがやはりそれは書き終わってからの話なのだ
というわけで、ここから私はとにかくがんばって書くことにした……
11パートにわたるものを、ここから
(当初の構成では13パートだった模様)
◎12月6~7日
プロローグでめっちゃつまずくも、動き始めるとそれなりにキャラが動き始める
Aqoursのキャラってまだあんまり書いた事が無いんだよなぁ、よく知らないんだけど口調とか呼び方とかどうすっかねとかも調べながら書く
自分の連作は開始したばっかりだしあっちは口調が少し古めにする予定だからどうしようもねぇ、参考にするものは他の人のだが、今更読んでたらそれこそ試験勉強の途中で漫画を徹夜で読んだ奴になる
全体的にキャラクターの精神はアニメ本編などよりは安定したものにした
あんな情緒不安定むき出しな奴らは青春物だから許s
今回はそこまでしない、そういう話ではない…そこがメインではないからだ
あくまでこう、なんと言うか、それっぽいネット世界で遊ぶ的なのが目標なんだ
シリアスはネタでごまかすくらいのそんなんでよいと判断したまでだ
勿論その分キャラ付けなども弄くらないといけないんだが……
プロローグと、梨子と善子のなんやかんやをなんやかんやする
◎12月7日
早くも謝罪モードに入る
どう考えても終わらんな、これ
早めの連絡が大事なんだ、これは仕事と一緒である
何より仕事と違って相手に会いに行く事が難しいし、細かい打ち合わせがしづらい……いや、それは仕事によるけど
どうも無理やわとDMで伝えると、心優しい大天使神崎エル様は
「うむ、じゃあ小説締め切りはムリだとして、最終締め切りの16日までに間に合わせるんじゃよ」
はい、本当にすみません
俺…頑張るから、絶対この星を守り抜いて見せるから……!
◎12月8日
HELLSINGは面白いなぁ
ブラックラグーンの新刊を読んでしまい、ついでに10巻を復習してしまう
それを読んでからこのネタを思いついたわけではない、念のため
読んだからと言って鞠莉が巨乳クソビッチになるわけではない
そして、なんか知らんがついHELLSINGを読みたくなった、何でだろ?
読み始めた
面白いなぁ
鞠莉が思わずインテグラになりそうになった
鞠莉「見敵必殺!見敵必殺!SAD!SAD!」
私は既に命令を下したぞ!
かっこいいでしょ?
でもあの役が似合ってるのはダイヤとかなんだろう
梨子がセラスで、アーカードは……誰がいいんだろう?
千歌や曜の方がセラスにあってそうだが、何かちょっとね、うん
もっとも、好きなキャラを配役に当ててよいのだとは思っているがね
◎12月9日(一応の締め切り)
試験前日に漫画読んでる奴やんけ!!
(ここらへんを見られたら本当にダメだよ! 読まないことを祈りたいが読んで欲しい方が強い)
Discordで知り合い(友人)と喋りながらやってたけど、何か和気藹々と喋っているように見えたと思いますが本当は事態はかなり深刻だった
ここらへんで、ようやくギルティキスが全員揃ったくらいだったんですよマジで
揃ったところであり、まだなんもしてないですねこいつらこの時点で
結局9日が終わった段階で実際は1万7千字くらいまでしか書けてなかったらしいです
書くスピード自体はあがっとるんじゃが……
後、なんと言うか、もうちょいガッツリ固めておけばよかったなと後悔する
22時頃のディスコの様子
私「Nさーん。私これまだ後1万5千字かかなおわらしませんで!」
N「いけますいけます、まああれっすよ、だいじょうぶっすよ」
B「やべぇ、漫画おわらない」
私「後1週間はよ初めてりゃぁ」
N「まあムリっすよね」
私「はい」
B(カリカリカリ)
なお、Bさんは明日(12/30)表紙を描き終えたらキンコーズで刷って当日持込やけど、コミケ二日目(東方)には笑って参加しような!
当然、この見通しも甘かった
・締め切りの向こう側
◎12月10~14日
平日ですね……
結構がんばった、毎日3000字書いてたと思う(0.8~1パート書いてたはず)
毎日3000字書いたんだから、5日間で15000字、先の見込みどおりなら完成や!
ところが、ところがですよ
気が付いてみたら、お話が長くなってるんですよ
こんなことってあるわけないんだ、そう自分に必死になって言い聞かせるんだけど
終わらない物は終わらない
最後には叫んでみたりしたんだけど、全然終わらない・・・
その途端、背筋がぞくぅ~って、、、。
こんなSSもあるんですねぇ・・・。
あれれ~おかしいぞ~??
◎12月15日
力を振り絞り始める
こんな事になるならもっと早く、平日はどうしても力が出ないんだ
つまりそもそも平日をそのまま計算に入れてはいけない
どうしても入れたいなら、1/3*休日くらいの感覚で入れるべきだ
そろそろ二度目のゴメンナサイをしなくてはならないと思っていたんだけれど、もしかしたら土日頑張ればワンチャンあるかもしれないので貯めておく
後で、さっさと進捗報告すべきだったと悔やむ
◎12月16日(デッドライン)
鳴きながら書く
鳴きながら、もう鳴いてる
吐き気と眩暈に苛まされる
正直なんかもう動悸がやばかった
許されんわこれ、どうしよう
とにかく正直に話してなんとかなるレベルを超えてるやろ2回目はあかんて…!!
15日に5000字
16日に6000字書いた
ヤッタカ…!?
・マモレナカッタ……
ぶっちゃけ冷静に対応してもらったんですけど、かなりキテることは文面からひしひしと伝わりましたので改めてこの場を借りて謝罪させたいただきたく
真に申し訳ございませんでした
次回の合同誌におきましてはこのような事は起こしませんことをこの場に誓います
過ちは、二度と繰り返しませんから
結局17日にも5000字書いて、最終的に4万7千字
で、提出したにゃん……
ごめん、突然50Pくらい印刷増やしてごめんなさい、ほんまごめんなさい
これによって、太陽の化身神崎神の次回合同の諸注意に「ページ数が多い場合は事前に連絡すること」「締め切り厳守」が追加されてしまったんです(いや、そうであるべきだけど
私のせいです、本当にすみません……
ちなみにこれでも、結構最初のプロットからつづめてます
だって、ムリだもん……
後、最初のプロットの通りだと意外と面白く纏まらなかったというのもあるんや
・最後
ほんとに、もうちょっと頑張れたらよかったんですがマモレナカッタ……
しかし、がんばって終わらせられたのは大きいのです
作品を提出した
我々はやりとげたのだ!
その橋の材料が自分の人骨であったとしても
なお、原稿終わらせたけど、余り他の人に進捗マウント取れる気分ではありませんでした
当然ですよね……
・後、作品について
結構色々考えて作ってみましたが、どうしても粗が多いですね
連載でやればよかったのでは?とも途中で思いまくりましたが、これを連載でやったら絶対終わらせることができない自信があります
締め切りがあるから人は書き終えられるんだ
作品世界のイメージ的には、JKとツインシグナルとを混ぜたようなもんです
ネットワークと言うものに意識を滑り込ませて、その世界を妄想で構築してしまうというのは割りとこう、ありそうな奴なんですが全員一致の固定世界ができないので使いづらいという話
でもそれはそれで面白いと思うし、映像的にしたら絶対面白いと思ったんですが
文章の方がやりやすいのかもしれないなぁと思いました
語彙力が足りん
本当は三年組の過去を深く書きたかったけど、そこをあっさり目にしちゃったのは反省点
戦いの部分をもっと厚めに書きたかった(熱くしたいわけじゃあないです、ほとんど微妙な戦いにしたかった
善子と千歌の戦いをほんとは描くつもりだったんですよ~!(最終的にはああいう形に
後、果南を軽く乱入させたかった、勿論顔は出させないけど
つーわけで色々勿体無いので、続きを描きたいなー!!!!
いずれ書きたいです
次は年末にえりうみSSでお会いしましょう
では!