・結果
準々決勝
× 三本松
○ 天理
○ 広陵
○ 花咲徳栄
準決勝
× 天理
× 東海大菅生
決勝
× 広陵
大会通算 25勝23敗
ぎりぎりだった…
・反省会
広陵優勝かなー、と準々決勝前は思ってたけど、そうはならなかったですなぁ花咲は2枚看板が上手く機能して最後までほとんど失点しなかった、相手にビッグイニングを作らせなかったことが大きいです
そして毎試合9点以上挙げるんだからそりゃ勝つわ
とにかくHRが出まくった
とはいえ、ボールのせいかどうかは置いといて、一度HRが出やすいという気配というものが蔓延すると(特に各校の下位打線がHRを打つケースが多かったのだが)自分たちも打てる可能性があると思いこむ、そして思い込むとバットを振り切るケースやHRを狙うケースが発生しやすくなり、よりHRは発生することになる…
という心理的サイクルがあると思うので、HRは増えたのではないかなぁと推測する
勿論高校生のパワー面が上がったとか、投手にスーパーエースクラスがそこまでいなかったとか(ストレートでねじ伏せる系が余りいなかった、といっても140出せる子が多い時点で昔より凄いんだが)、そもそも春の時点でHRが多くて今年は打高傾向だなと分かってたとか(本来春は投手有利)、色々ありますが
ところがボールは実際なんか妙だった、外野に飛んだボールの弾み方が妙だったのである、何回も見かけた
余り言いたくないが打球速度の上昇だけでは片付けられない跳ね方をしていたので、阪神園芸に罪がないならボール側に何らかの何かがあったのではないか…と思ったりする
まあそういう疑惑を持ちながら見るのも楽しい
結局選手は同じボールを使っているので一応条件は同じである、一応、チームカラーなどで影響を受けるところがあるとは思うんだがそもそもボールなんて試合の蓋を開けてみねば分からんのだから飛ぶか飛ばんか分かっていてもあんまりチームの戦略には意味はない(試合結果にかかわる可能性は高いが)
広陵の中村選手はヒーローとなった
そしてその様をみてやっぱり思ったことがある
野球が、試合が、甲子園の大会がヒーローを作るのだと
清宮選手はこれからヒーローになれるかもしれないし、一年生の甲子園の時点でヒーローだったのは間違いない
通算HRを更新して注目される選手であることも間違いない
世間での評判も高いし認知度も高い(認知度が高いのはメディアが大きく取り上げまくったからではある、まあそれはそれでいいんだけど彼の邪魔になっていなければ)
しかし過熱報道というのはやっぱりやりすぎると他の気分を害するのは間違いないのだ
他の高校生を蔑ろにしてるかというと、そもそも他の高校生は甲子園に行かなきゃメディアに取り上げられることはないし行ってもそうそう取り上げられないからいいっちゃいい
でもあからさまに取り上げすぎるとやっぱりこう、微妙な感覚を受けるものである
メディアがヒーローを取り上げて、その取り上げたことによってヒーローがさらにヒーローになっていく…という構図をどう思うかということ
取り上げられないと辛い、だが取り上げたことによって実態以上に祭り上げられていくとそれは何か妙な話だ
大量にHRを打っていてプロ注目の実力があってこれまで申し分のない成績を残してきている選手でも、甲子園で勝ちきってないんだよ…彼は
いや、決勝まで行ったのなら分かる、しかし彼は2015もベスト4までだったしなぁ、それでも十分凄いんだが
出場2回してるだけでも十分っちゃ十分なんだが、甲子園の戦績的に凄いヒーローとして押し切るには難しいわけ
怪物1年生!のときは分かったんだがその後2年の春夏出れなかったのが痛かったかな、どっちか出れてれば分からんかったのだが
というわけで個人的に清宮選手は凄いんだけどヒーローではないと思っていた、怪物だけど
そんで出てきたのが広陵の中村選手だったわけですよ
たとえいろんな条件や状況というものがあろうとも、記録を更新してチームを決勝に導いた!というのは誰が何と言おうがヒーローにきまっとるわ!という話です
メディアの力なんか借りなくても知られざる怪物はヒーローになる
勿論、テレビというメディアを通して我々は見ているんですがね
9回で大反撃に出たり、追いついて延長に突入したり、終盤で猛反撃してサヨナラという事件が多発した
マモノたちの躍動を見てくれよな
では済まされないくらい頻発した、マモノ仕事しすぎ、いいけど
複数投手をそろえてくることは近年甲子園に来るための必要条件になりつつある
しかし例えば少し前の近江のように3人ピッチャー交代制(基本3イニング分業制)だといいんだけれど、エースを決めきれないとか交代をいつすればいいのかとかそう言ったところで上手くいかないパターンが結構多かったのも否めない
そしてそこらへんで流れを止め切れなかったり、逆に流れを変な方向に持っていったりと、訳のわからんことになったわけである
中京大中京の監督が叩かれるのはおかしいが、中京大中京の監督が流れを読みきれなかったのは事実である、つーか変えるなら回の先頭から変えればいいのになんであんなこと…
あと、最初の彼をベンチに帰してしまったのが大きかった、多分に責められてるのはこっちだろう
他にも智弁のミラクルを引き起こした興南の交代時ミス、青柳君のかえ時を逸した松商(6回裏のチャンスで彼に代打出して追いつく姿勢を見せるべきだったのかなぁと、結果論)、明豊相手に9回裏にお試し登板させたら不測の事態を招いてしまった天理(輪島の息子)
極めつけは決勝の広陵の投手運用である
(準々決勝モリフの投手交代は無理、前日投げすぎてるので出しづらかったからだ、死んでも勝ちたいなら投げるべきだがそれを監督は許しづらい)
複数投手を育成することはもはや勝ち抜くための必須条件である
そしてダブルエースくらいでないと今は勝ち抜けないのも間違いない
しかしダブルエースにするなら、中継ぎというものをもっと選手に教えておかねばならないし、監督自身が投手運用をもっと細かくやらないと試合を監督が壊すことになってしまって危険である
さまざまなしがらみの中英断を行うのは難しいことは重々承知しているが、各校監督には大きな負担がかかってしまうけれど何とか乗り越えていただきたい
いや、そりゃ甲子園に出てきてる時点でもう十分凄いんだけどさぁ…
モリシはモリシ
仙台育英の彼の件はやめておこう
願わくば、彼が今後も野球がまともに出来ればよいのだが…勿論危険なプレーを起こさないようにという条件付で
アルティメットカキ氷クラッシュ!!
ベストゲームは悩むところですが、やはり明豊-神村学園戦でしょうな
恐らくそう簡単に走者一掃3ランスクイズは見られないと思うんで…
3ラン振り逃げ以上のインパクトだから
それではエンディングの南こうせつに乗ってまた来春
以下は愚痴である
・オリックスは
ドラフトで誰を狙うべきなのか…中村か、安田か(清宮クジは多分引かないと思う)どっちにしろ久しぶりの高卒1位をゲットするチャンスではある
駿太にさかのぼる、駿太はハズレハズレハズレ1位だからね、しょうがないね
あれ以降もはやくじ引きすること自体が間違いだと悟ったオリックスは大社で競合しなさそうなところを狙っていく戦略に切り替えたのである
今年大学は実は余り美味しくない
なので高卒ドラフト1位を狙っていいところではある
しかしクジを引きたくない、何とかならんのか…
ちなみにオリックスは1998年以降くじ引きを当てていない
最後に当てたくじは、新垣である
その後の悲劇について我々は余り何も言いたくない、そしてオリックスの凋落はあそこから始まったこともご存知のとおりである(それ以前から歪はあったけど)
その前が川口、その前が嘉勢、頭を抱えるしかないが一応二人とも活動はしていたから何とも言えん
川口があんなことになるなんて思わんし…
中村君はU-18を見てからでも遅くはない
安田君は普通に欲しいよ、清宮君はあんまりいらないし多分兆が一オリックスが当たりクジを引いてしまった場合彼は早稲田大学へ進学することになる
……
・決勝の広陵の采配
一口に采配についてとやかく言うことは出来ないチーム事情というものが世の中には存在するし、監督が示してチーム全員がそれに納得してオーダーを組んでいるはずだから外野の我々が何をかいわんやである
だから
そんなに甲子園に来てから調子の悪い背番号1平元君を先発にするのだって仕方ないし
4番に中々調子が上がってこなくて準決勝ではベンチに下げていたはずの子をもう一度起用してしまうのも仕方ない
早速1回表に平元君が2点取られてしまうのも仕方ないし
外角の球が中々ストライク入らなくて苦しんでて、それが丸ばれで少し内側に入ってくるストレートをぼこすか打たれても仕方ない
1回の裏に中村君が打って1死23塁のチャンスに4番の子が役目を果たせなかったのも結果論である、当てて転がっても打ちあがってもいい場面で外の落ちる玉を2回マン振りを繰り返して三振したのも結果論である(結果として当たらなかったのなら仕方ないのは当然だが、スイングの狙いが分からなかった、素人目線だが)
その結果1点も取れなくて試合の流れが打ち合いにならないのではという微妙な空気を流してしまったのも結果論である
すでにもう一人のピッチャーの山本君はすでに準備を始めていていつでもいける状態になっているけど3回表のピンチでも変えなくて案の定2点取られるのも仕方ない
3回裏に一点取って反撃ムードが出てきてるのでピッチャーを替えるタイミングだったのに4回表も続投、4回裏の打席も出す
というか3回表の守備の時点で4番を前日の4番の子に交代する、何のために出したんだよ最初の4番の子、試合中に怪我でもしたのカナ???
結果5回表に大爆発を食らう、食らった後から山本君に交代するけどそんな大爆発現場に救助隊員を送り込んでどうなるものでもない
その後は最早どうしようもない状況でどうしようもなかったといえる、失策による加点はおまけみたいなものだ(勿論失策による追加点で全てが終わったといえるのだが)(思ひ出ぽろぽろ)
仕方なかった
勿論、素人には全く分からないことだから本当にしょうがないのは事実
やってるのは選手と監督なんだしね
それに花咲もめちゃんこ打撃強かったからそっちを褒め称えるべきだろう
勝者がいれば、敗者がいる
広陵に運が無かったわけではない、花咲の方に運も勢いも実力もあって結果もついてきたということだろう
それ以上を我々が知ることは出来ない
ただただ上記のように外から勝手に考えて、酒の肴にするだけである、酒飲まないけど
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